2022.10.18 第15回(令和3年度)

サンプルイメージ野村正七地図賞

【受賞者】

鈴木純子 名誉会員

【受賞理由】

鈴木純子名誉会員は、地図の歴史・地図学に関する高い学識を有している。それは地図図書館学に裏打ちされたものであって、日本だけではなく、国際的な視野をもったものであり、高く評価される。1997年に気象庁で伊能大図写本43枚を発見し、また2001年にはアメリカ議会図書館の伊能大図の調査を行った中心の一人であり、現在も、伊能忠敬研究会代表をつとめている。日本地図学会(旧日本国際地図学会)では、長年にわたって地図史/地図史料・地図アーカイブ専門部会の主査をつとめており、学会運営にも大きく貢献し、女性の地図学者のさきがけとして活躍していることは高く評価される。