2025.06.18 第19回(令和7年度)

サンプルイメージ論文奨励賞

【論文】

佐々木一織・有川正俊・Lu Min・内海富博・佐藤 諒(2024):まち歩き向け位置情報サービス改善のためのセンサデータ駆動型ライフサイクルの実証(地図,62巻3号,1-12,通巻247号に掲載)【論説】

【受賞者】

佐々木一織 会員(秋田大学大学院理工学研究科)

【受賞理由】

 佐々木一織会員の「まち歩き向け位置情報サービス改善のためのセンサデータ駆動型ライフサイクルの実証」(地図,62巻3号,1-12)は,観光者のスマホ位置情報による軌跡データを活用して,観光ルートを改善する研究であり,まち歩き向けの観光パンフレット等における観光ルートと,その利用者が実際に歩いた軌跡データとの差異に基づき,観光ルート制作者がルートの改善を行うことを支援する枠組みを提案した。特に,軌跡データを分析に適した行動ログデータとして要約し,観光ルートをスコアリングする手法を提案して有用性を示した点や,秋田市のまち歩き観光事業における観光ルートとその利用者を対象に,提案した枠組みによる観光ルート改善の効果を実証した点が,評価される。